潜水艦はなぜ見つからない?見つからないために何がされている?

海の忍者とも言われる潜水艦ですが、潜水艦には見つからないための様々な工夫がされています。そんな潜水艦の工夫をいくつか紹介してみたいと思います。

 

潜水艦はどのようにして見つかる?

まず潜水艦はどのように捜索されるのかを紹介します。(こちらの記事で詳しく紹介しています→潜水艦の探し方。潜水艦はどうやって探知するのか?)

主に潜水艦は船体から出る音、又はソナーを使って捜索されます。船体から出る音というのは、スクリューの回る音、船員の足音などです。ソナーでは相手が捜索用の音を出しその反射音から居場所を割り出すというものです。ソナーを使えばもちろん使った側の位置はバレてしまうため確実にこの範囲にいるというのがわかる場合に使います。

音を出さない工夫


船体からの音を敵に探知されないための工夫を紹介します。

通常の潜水艦は原子力潜水艦の除くとディーゼルエンジンとモーターを搭載してあり、水上に頭を出して航行する場合はディーゼルエンジンの動力をスクリューに伝え航行します。ですが、敵の近くに到達し見つからずに動きたい場合はうるさいディーゼルエンジンを止め、水上航行時にディーゼルエンジンで発電しバッテリーに蓄えた電気を使用し静かなモーターで航行します。

艦を進めるためのスクリューにも工夫がしてあります。スクリューは回すと当然音がするわけですが、実はその音でどこ国のなんという潜水艦であるということが特定されてしまいます。そのため潜水艦のスクリューの形状というのは軍事機密となっておりなかなか潜水艦のスクリューを見ることはできません。しかし、一般的に潜水艦のスクリューは羽の枚数は多く設定されています。枚数が多いと低回転でも多くの水をかくことができるため、音が大きくなりやすい高回転域を使用せずに済むそうです。他にも形状など様々な工夫がされているのでしょうが機密事項となっています。

その他音を出さない工夫として、船員が寝るための就寝室の電気がスイッチでパチッとするタイプではなくタッチでON・OFFできるようになっていると聞いたことがあります。

ソナーに探知されにくくする工夫


敵ソナーから見つかりにくくする為の工夫です。戦闘機で言えばレーダー波を反射しにくくするためのステルス技術みたいなものですね。

潜水艦の表面には吸音材としてゴムのような材質のものがタイルを敷き詰めたように全面に張り付けてあります。これは敵からのソナー音をなるべく反射しないようにするための工夫です。戦闘機でもレーダー波を反射しにくくする塗料などが使われますが同じ効果を狙っています。又、潜水艦の後部にはセイルと呼ばれる羽が付いています。その羽の角度も十字ではなくX字型に取り付け反射した音を敵の元に行かないよう工夫されています。

 

潜水艦というと、イージス艦などと比べて目立たない存在ですが軍事機密にもなっている様々な工夫がされているんですね。