対艦ミサイルとは?どんなミサイル?

対艦ミサイルとはその名前の通り、艦船を狙うためのミサイルです。

地上・艦船・航空機に装備できレーダーに発見されないよう対艦ミサイル独特の飛び方を行い敵艦船まで向かいます。対艦ミサイルはイージス艦などの対空装備を備えた艦船を相手にするためいろいろ工夫されているようです。

(画像元:http://www.page.sannet.ne.jp)

対艦ミサイルの概要


対艦ミサイルは冒頭で書いた通り地対艦・艦対艦・空対艦ミサイルがあります。艦船を沈めるためのミサイルですので火薬量も多くなっています。敵艦船のレーダー・ミサイルの射程外から発射する必要があるため対空ミサイルのようなロケットブースターではなく、ジェットエンジンを搭載し巡行ミサイルのように飛行することが多いようです。

対艦ミサイルには対艦弾道ミサイルという弾道ミサイルと同じような軌道を描くミサイルもあり、このミサイルでは最終段階の速度はマッハ10という超高速のため狙われた艦船はイージス艦に搭載されるSM-3弾道弾迎撃ミサイルしか対抗手段がなくなってしまうようです。

対艦ミサイルの飛び方


対艦ミサイルは敵艦船のレーダーに発見されないように海面近くを飛行する「シースキマー」という飛び方を行います。シースキマー型の飛行方法では高度5~15メートルほどの高さを亜音速(音速以下)で飛行します。音速以下で飛行する理由は音速を超えてしまうと音速飛行時に発生する衝撃波が海面に当たり水しぶきがレーダに探知されてしまうからです。

艦船に接近するまでは、加速度計で速度・距離を求め飛行する慣性航行をおこないますが、目標まで5~10kmまで近づくと上昇し慣性航行からレーダーホーミングなどに切り替え上空から急降下し攻撃します。最近では降下する際に、CIWSなどの対空砲を回避するために螺旋を絵描きながら突入してくるものがあるようです。

対艦ミサイルの代用


艦船を狙うのには絶対に対艦ミサイルでなければいけない訳では無いため対艦ミサイル以外の武器も使用されます。

対戦車ミサイルであるヘルファイアミサイルや対空ミサイルであるスタンダードミサイルも使用される場合があります。又、現在では無いかもしれませんが航空機から誘導爆弾を投下し攻撃する場合もあったようです。現代で航空機でイージス艦の上空なんて飛んだらあっという間に撃墜されてしまうでしょう。