砲身の先端に付いている横穴はなに?

戦車や榴弾砲などの砲身の先が一回り大きくなり横穴が空いているのをみたことがあるかと思います。発射すると砲身の前方はもちろんその横穴からも煙が噴き出しています。あの横穴が空いているパーツは何なのか気になったことありませんか?

画像の砲身先の膨らんでいるところです。

横穴パーツの正体


あのパーツの名前は「マズルブレーキ」というものです。マズルというのは砲身の先端、銃口や砲口という意味でブレーキは…ブレーキです。日本語だと「銃口制退器」「砲口制退器」と呼ぶようです。拳銃などの小さい銃でもマズルブレーキを付ける事がありますが、フラッシュサプレッサーという銃を撃ったときに出る炎を抑えるものの機能を兼用するものが多いようです。ちなみに炎をなぜ抑えるのかというと炎の光で自分の位置がバレる可能性が高まるからです。

マズルブレーキの役割


マズルブレーキの役割は、日本語の呼び方「銃口制退器」という名前から想像ができる通り、撃ったときの後退する距離を減らすため、つまり反動を少なくする為のものです。反動を減らす事で命中精度の向上も期待が出来ます。

最近ではマズルブレーキを付けずに、油圧式の駐退機が改良されてきた為そちらを使用する事が多いようです。駐退機も反動を無くす為の装置で発射した際に砲身を後退させます。照準装置など衝撃に弱い機器を保護する役割もあり、砲身のみが後退し元に戻るので照準の合わせ直しが必要なくなります。

戦車の発砲動画を見ると発射した瞬間に砲身が縮まる、砲塔内に少し引っ込みその後元に戻るのがわかると思いますが、それが駐退機の仕事です。

まとめ


戦車や榴弾砲の砲身の先にある横穴が空いている部品はマズルブレーキというもの。

マズルブレーキは発砲した際の反動を減らす為のもの。