原子力空母とは?浮かぶ原子力発電所?

原子力空母とはその名前から想像できるように原子の力で航行する空母です。原子力というと発電所が思い浮かぶと思いますが、原子力空母にも同じように原子炉やタービンが積んであり核反応によりエネルギーを得ています。海に浮かぶ原子力発電所です。

(画像引用元:http://barbarossa.red)

原子力空母のメリット


・原子力でない普通の空母の場合、エンジンを動かすための燃料が必要ありません。そのため、燃料補給をせずとも全速で航行し続けることができるため高速に移動が可能となります。又、燃料が必要ないことで大きな燃料タンクも必要なくなりその分のスペースを弾薬や航空機用燃料の保管場所として利用できます。

・動力源も豊富に確保することができます。原子力発電所を積んでいるようなものなので電力は豊富にあり、航空機が発艦する際に使用する蒸気カタパルトに使う蒸気も豊富にあります。

・排気ガスが出ないため煙突が必要なくレーダーなどの電子機器が排ガスによって腐食することがありません。

原子力空母のデメリット


・お金がとてつもなくかかる。同じ空母でも通常動力の約2倍ほどの開発費がかかり、維持費も高く、廃棄する際の費用は原子炉を積んでいるため通常艦の10倍以上かかります。

・専門の技術者が必要になる。原子炉を搭載するためそれを扱える技術を持った船員が必要となり特別な教育を行う必要があります。

・原子炉を積んでいるため万が一被弾をした場合、放射能物質が放出する恐れがあります。又、原子炉の事故が起こる可能性もゼロではありません。

原子力空母って危ないんじゃ・・・


原子炉を戦場にもっていくようなものですから安全か?と言われれば100%安全ということはないでしょう。ですが、非常に気を付けて作られているようです。

原子力空母の原子炉は通常の兵器では直接原子炉を破壊することはできないようになっており、沈没までの間に原子炉の反応をストップするだけの時間はあるとされています。又、チェルノブイリのように電源喪失による水蒸気爆発の可能性ですが、何重にも安全装置が搭載されており最悪の場合でも制御棒が降り核反応を止めることはできるようになっているそうです。空母が破壊される際の衝撃や、海底へ沈んでいったときの水圧にも原子炉は耐えられるように設計されています。

 

神奈川の横須賀基地にも原子力空母が来ていたりするそうですが、実際に大きさを見てみたいですね。