GPSはもともと軍事用。民間用とは精度が違う?

スマホの地図アプリやゲーム、カーナビなど多くの機器に搭載されているGPS。空さえ見えれば地球上どこにいても自分の場所を特定することができる便利なものです。

この身近で使われているGPSですが、もともとは軍事用に作られたものというのをご存知でしょうか?もちろん今も軍事用に使われているGPSについて紹介してみたいと思います。

GPSの仕組み


GPSはグローバル・ポジショニング・システムの略称で翻訳すると「全地球測位システム」となります。地球上ならどこにいても空さえ見えれば位置が特定できます。

GPSは地球の周りを飛んでいるGPS衛星のうち受信できる3つの衛星からの距離を掛け合わせることで位置を特定します。そのため衛星からの距離を求める必要があります。

衛星からの距離を計算する方法ですが、GPS衛星からの電波にはその電波を発信した時刻情報が入っており受信した時刻との差と、電波の速度(光速)約秒速30万kmを掛ければ衛星との距離がわかります。小学校で習う「時間 × 速度 = 距離」の公式です。小学校で習う式が軍事技術でも使われているのです。これを3つの衛星分行います。1つの衛星分でその衛星の半径の中にいる、2つ分で二つの衛星の半径が重なっているどこかの位置にいる、3つ分でこの時点で2地点に絞られ地球上の地点を示している方が現在の位置ということがわかります。このような仕組みでGPSはあなたの場所を特定します

軍事用と民間用の違い


現在は軍が使うGPSと私たちが使用するGPSは同じものを使用していますが、少し前(1990~2000年くらい)までは敵にGPSを使用されないようにと精度が100mくらいまでに誤差を加えられ落とされていました。しかし2000年5月にGPSをもっと社会に役立ててほしいということで誤差は取り除かれ、2007年にGPS衛星は今後、誤差を載せる機能は持たせないとしたためです。そのため高精度なGPS情報を私たちも使用できるようになり便利になりました。

GPSの軍の使用用途


まず、自分の位置が何も目印が無い海の上や砂漠でもわかるようになりました。そのため正確に目的地へ向かうことができます。また、GPSが使用されている兵器としては主に誘導兵器が多いです。誘導爆弾巡行ミサイルなどはGPSアンテナを内蔵しあらかじめ設定されたGPS座標を目的地として向かうことができます。

その他


よくGPS衛星と端末が通信しているというように誤解している方がいますが正確には通信はしておらず、ラジオのように端末は電波を受信しているだけです。そのためGPS衛星からはあなたの端末がどの位置にあるかというのはわかりませんので安心してください(笑) よく刑事ドラマなどで小さいGPS装置を使って犯人の位置を特定しますが、あの装置にはGPS信号を受信する機能とGPSを使って計算した現在座標を警察署(?)まで送信するという機能が必要となります。

 

 

GPSは非常に便利な発明です。皆さんもいっぱい使いましょう!(悪用はだめですよ(笑))