イージス艦とは?イージスシステム?

イージス艦という名前はテレビや新聞などで多く聞く機会があるかと思います。イージス艦とはイージスシステムというアメリカ軍が開発した武装システムでありそのシステムを搭載したものをイージス艦と呼んでいます。

このイージスシステムというものがすごいものなんです。

(画像引用元:http://kaito1412.wp-x.jp)

イージスとは


イージス(Aegis)とは神話の中で出てくる盾の名前であらゆる邪悪なものを防いでくれるというものです。イージスシステムは防空を重視して作られたシステムであり、空からのミサイルや航空機などのあらゆる脅威を防いでくれる、という意味でイージスという名前がついているようです。

 

イージスシステムの機能


索敵・脅威の識別・攻撃まで全てを行うことが可能です。索敵も遠くにいる敵を複数同時に認識し脅威度をそれぞれ決定し脅威の大きいものから攻撃するようになっています。イージスシステムはレーダーから指揮決定システム、搭載している武器まで全てが接続されており、それらすべて含めてイージスシステムとなり、武器まで接続されているということは、自動で攻撃までが可能ということになります。イージスシステムには3つのモードがあるといわれています。

  1. 手動モード 索敵から攻撃まで全て乗員が行います。
  2. 半自動モード 索敵・脅威度判定はシステムが行い最後の発射判断のみを乗員が行います。
  3. 全自動モード 索敵から攻撃まで全てシステムが行い戦闘中は乗員は見守るだけでよいモードです。

通常は2番の半自動モードが使われるようです。勝手に撃たれたら色々と厄介なことになりかねませんからね。

イージスシステムの攻撃までの流れ


1.レーダーで敵を探知する

イージス艦にはフェーズドアレイレーダーという種類の「SPY-1レーダー」という平面状で八角形型の見た目が特徴的なレーダーが搭載されています。このレーダーがイージス艦には4枚搭載されており全方向を監視できるようになっており、探知距離は約500km、同時補足可能数は200以上とのことです。

2.探知した脅威に対して対応を判断する

指揮決定システムによりレーダーで探知した情報により敵がどのくらいの距離にいるのかどのくらいの速度か、航空機かミサイルかなどを判断し、どの目標からどのように対処するかという決定を行います。昔は全て人の手で行っていたため時間がかかっていたところがこのシステムのおかげで大幅に時間短縮ができ、対処までの時間が減ったようです。

3.攻撃する

指揮決定システムの判断をうけて武器管制システム及び射撃管制システムが実際に攻撃を行います。ミサイルを発射、途中までの誘導、CIWSによるミサイル迎撃などの実際に攻撃にかかわる部分を管理しています。半自動モードの場合はここで人が介入し発射するかの判断が入ることになると思います。

イージス艦と戦艦の違い


軍艦同士の戦いというと船が並走して大砲をバンバン撃ち合うイメージがあるかもしれませんがもうそれは遥か昔の話です。現在の軍艦同士の戦いはレーダーを使い、目視では確認できないような距離からミサイルを発射し撃沈させるという戦い方です。そのため先にレーダーで敵を見つける索敵能力、敵に発射されたミサイルへの迎撃能力が高いかどうかが重要になります。

昔の戦艦と呼ばれるものは大砲の撃ち合いで被弾することを前提に考えていますので装甲が厚く作られていましたが、イージス艦などの現在の軍艦は装甲が薄く作られています。現在はミサイル攻撃が主になっており対艦ミサイルに耐える装甲を持たせるよりも迎撃性能の向上、軽量化して機動力を上げたいということです。もちろん被弾してもすぐには沈まないよう区画を分ける仕組みはありますがあくまでも、被弾しても耐えるという考え方ではなく、被弾しないようにするという考え方なのです。

もしも、イージス艦と戦艦が戦闘になった場合、戦艦は相手がどこにいるのか発見することもできずにイージス艦からミサイルが飛んできて一方的に撃沈されてしまうでしょう。お互い目視できるような距離ならもしかしたら戦艦の大砲によって装甲の薄いイージス艦は沈められてしまうかもしれませんね。ミサイルは飛んでくるでしょうが…

 

 

イージスシステムは索敵から脅威の判定、そして攻撃まで全自動でできるということで凄い技術ですが少し怖いですね。ターミネーターの世界が来ないことを願います(笑)

 

 

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