ステルスとは?なぜレーダーに映らない?

ステルスという言葉は皆さん一度は聞いたことがあるかと思います。イメージとしてはレーダーに映らないで敵の近くまで接近できるといったところでしょうか?

実際、ステルスとはどのような技術があるのか紹介してみたいと思います。

(画像引用元:http://sorae.jp)

ステルスとは


ステルスとは敵のレーダーなどのセンサーによって発見されないようにするための技術のことです。ですのでレーダーに映らないというだけでなく、熱を出さないようにして赤外線センサーで見つからないようにすることや、迷彩なども敵に発見されないようにするための技術ですのでステルス技術と言えるでしょう。

レーダーやセンサーを多用する現代の戦闘においては如何に敵に見つからないで接近・攻撃できるかが重要なため航空機・船舶・車両と陸海空問わずにステルス技術は非常に重要なものです。

対電波ステルス


冒頭でお話ししたレーダーなどに映らないようにするための技術です。レーダーは電波を飛ばし物体に電波が当たり跳ね返ってきた時間や方向によって敵の位置、方角、大きさまでも把握します。ですので、レーダーに映らないためには飛んできた電波をレーダーのもとに戻さないことが必要となります。そのための方法も様々なものが存在します。

  • 電波を跳ね返さない

電波自体を跳ね返さないで吸収してしまう方法です。機体に特殊な素材を使用し飛んできた電波を電流として吸収してしまったり、磁性体を使用し磁気損失させ電波を跳ね返さないようにするものがあります。

  • 電波をレーダーとは違う方向へ跳ね返す

レーダーは反射してきた電波をもとに位置を把握します。そのためレーダーから飛んできた電波をレーダー以外の方向へ飛ばせればレーダーに映らないはずです。そのためその思考で作られたものは曲面を使わず平面を組み合わせたような形でかつ電波の飛んでくる方向に垂直にならないようにします。又、鋭角の部分、凹形状の部分を極力作らないように設計されます。そのためステルス戦闘機や船舶は独特な形状になっているわけです。

対赤外線ステルス


熱源によって発生する赤外線を減らしセンサーで探知されないようにするためのステルス技術です。具体的な脅威として赤外線誘導ミサイルは機体が発生する赤外線をめがけて飛んできますので赤外線を減らすというのは重要なのです。

  • 熱源を見えなくする

戦闘機の場合、後方のジェット吹き出し口を尾翼の形状を工夫することによって高温部分をなるべく見えないようにする、ヘリコプターの場合も同じでジェットエンジンの排気部をむき出しにせず見えないようにしています。

  • 熱源となる排気ガスを拡散する

熱源として探知されてしまう排気ガスをなるべく早く拡散し探知されないようにします。ヘリコプターの場合、ローターが発生する下降気流にのせて拡散する方法、戦闘機の場合はジェットエンジンのバイパス比(燃焼室に入る気体と入らない気体の比)を高め高温のガスを減らす方法をとっています。車両の場合は航空機からの脅威に対抗するため排気ガスを車両底面から排出するものもあります。

  • 赤外線を反射しないようにする

特殊な塗料を使うことによって赤外線の反射率を変化させます。赤外線によって航空機の形を判断し飛んでくるミサイル等には有効で航空機だという判断を困難にさせ回避します。

光学迷彩


見えなくするという技術です。可視光を曲げてまるでそこには何もないかのそうにするという技術です。まだ実現はされていないと思いますが、研究は進めされており、カナダの企業がいわゆる「透明マント」を実現したと一時期話題になり画像が出回りましたが真相は謎です。

完全に見えなくしなくてもカエルのように周囲の色に近い色に機体の色を変化させたりするものは近いうちに実現されそうです。

 

 

ステルスというとレーダーに映らないというイメージが強いと思いますがそれだけでなく、発見されにくくするための技術の総称だということです。

私は特にステルス技術を使っているわけでは無いのですが、なかなか人に気づいてもらえないというときがあります(笑)